デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNINGをみた感想と考察
こんばんは、オタクです。
先日デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNINGを見たので感想と考察をつらつらと書いていきます。
デジモンアドベンチャーのテレビアニメシリーズ、およびデジモンアドベンチャーLAST EVOLUTION 絆、ビギニングのパンフレットのネタバレを含みますので未視聴でネタバレが嫌な人はおかえりください。
またtri未試聴なため、全部見てない奴は考察するな!な人もおかえりください。
総評
見終わった直後:5.5点
パンフ読んだ後ちょっと考えた後:7.6点
そのあと色々考えた後:9点
すべて10点満点評価です
よかった点と悪かった点に分けて思ったことをつらつら書きます。
シナリオの良かった/悪かった点は考察で書きます。
まだ一回しか見ていないのでセリフなどうろ覚えなところがありますがご了承ください。
よかった点
- オープニング
youtubeで公開されているのでよかったら見てください
女子大生にモテる賢ちゃんをジト目で見るワームモンが良かったです。ほかにも小ネタが散らされています。 - キャラクターが02本編の延長線上にいた。
各キャラクターの言動が02本編で描かれたキャラクターそのものだなと思った場面がいくつかありました。
特に以下のあたりです。
- 東京タワーから落下するルイを助けたときの京が「お礼ぐらい言いなさいよ~」みたいなこというところ。思ったことは素直に言ってしまう京らしいなと思いました。
- 学校のPC室で友達とは…で悩むルイ+02メンバーに対して「友達って…(ブイモンとグータッチする大輔)」。重苦しい空気を空気を読まずに明るくしてしまうところ、大輔~~って感じ
- ウッコモンのデジタマが孵った後の屋上のシーン
伊織が「6万人の選ばれし子供と世界中の70億人のどちらも救いたい」みたいなこというところ、法律の道に進もうとしている~~~という感じがしてエモーショナルになりました。 - 「パートナーとは会話が大事」みたいなことを言うのが一乗寺賢なのお前~~~~~~~~ってなった。
- 進化バンク
マジで本編のオタクを殺しに来ているなと思います。
デジモン映画ってメインキャラの進化バンクしか描かれないことが多いんですが、02組6体の成熟期・完全体への進化と3組のジョグレス進化+インペリアルドラモンがありました。
しかもカットや進化時の背景の感じも本編そのままです。
beat Hit!のイントロに合わせてパイルドラモンがドドドドってやるところがま~~~あエモになるよね
冗談抜きでシャッコウモンの進化シーンで泣きました。 - 02本編のオタクを懐かしくさせるところが多かった。
ちょいちょい40-42話で出てきた世界中の選ばれし子供が出てくるところとか上でも書いた進化バンクとか…
悪かった点
- 欲を言えばアーマー進化もしてほしかったなという気持ち
進化バンクはなくても登場させてくれてもよかったやん~~という気持ちがあります。東京タワーから落下する大輔、賢ちゃん、ルイを助けるシーン、エンジェモン・エンジェウーモンじゃなくてペガスモン・ネフェルティモンでもいいやん?という気持ちです。 - バトルシーンが短い
敵の動機やルイ&ウッコモンの謎に触れる部分が多かったので、バトルシーンは短めです。また、ウッコモンは触手を伸ばして攻撃してきますがそれと戦う感じはちょっと地味だったかなと…
インペリアルドラモンになる意味あった?
どちらでもない感想
- ルイの虐待は心にスンときますが、悪くはないです
ただ、20歳ルイが母親にもっと気にかけてあげて→(母親が子供ルイに駆け寄って)「ルイ!!」はなんか都合よすぎじゃない?と思った。 - ウッコモンの話が通じない感じ、まどマギのキュゥべえみがある
考察
デジモンアドベンチャーシリーズの時系列
【】内はその出来事が語られた作品名
下線がついているものはビギニングで語られた出来事です。
- 1995/3 光が丘のパロットモンが出現【映画デジモンアドベンチャー】
- 1996/2/29 ルイとウッコモンが出会う【ビギニング】
- 1999/8/1 太一たちがデジタルワールドに行く【無印本編】
- 2000/2/29 ルイ8歳の誕生日【ビギニング】
- 2002年 大輔たちがデジタルワールドに行く【02本編】
- 2004/2/29(推測) ルイ12歳の誕生日。デジヴァイスを壊してウッコモンと別れた日?
成長具合的に12歳の誕生日と判断 - 2010年 太一・ヤマトがパートナーデジモンと別れる【ラスエボ】
- 2012/2/21? 東京タワー上空にデジタマが出現【ビギニング】
- 2012/2/28 大輔のラーメン屋に集合、ルイと出会う【ビギニング】
大輔のラーメン屋が毎週火曜にやっているという貼り紙がありましたが、2012/2/28が本当に火曜日でネタがこまけぇ~~~になった - 2012/2/29 ルイ20歳の誕生日。ウッコモンが世界中の人間にパートナーデジモンを渡そうとする【ビギニング】
- 2027年 02最終回
今回のストーリーについて
考察したいのは主に以下の2点です。
正直に言うと見終わった直後は全然納得してなかったんですよね。だから5.5点でした。
個人的にモヤってたのは以下の3点
- パートナーデジモンが人間を守るのはルイがウッコモンに「友達は何があっても守ってくれる存在」といったから というところ。
無印および02本編ではデジタルワールドが危機にあって人間の力を必要としているから子供たちを呼んだ みたいなこと言ってなかった?と思い若干矛盾していない?という感じ。
あと純粋に今までの戦いは作られたシステムによって引き起こされたものなの?という気持ちです(別作品のネタバレになりますが、某学級裁判ゲームの新作ゲームやった時と同じ気持ち) - 映画のテーマとして「友情や絆は作られた関係じゃなくて、対話して生まれるもの」というものがあったと思います。作られた仕組みの象徴であるデジヴァイスが消滅し、これから本当のパートナー関係が始まる(=ビギニング) ということが言いたいんだろうなと。
それはまあわかるんですが、それだとラスエボで言われていた「デジモンとのパートナーシップのエネルギーは人間が持つ可能性と成長で、そのエネルギーがなくなるとパートナーシップが解消される」というのが引っかかるんですよね。
どんなに絆を深めてもエネルギーがなくなったらパートナーじゃなくなるんか…
あと、2027年時点では無印と02の選ばれし子供たちにはパートナーデジモンがいますが中身はまだまだ未熟ってコト??? - 本編のオタクとしてデジヴァイス消滅させるの??の気持ちはやっぱり少しありました。まあデジヴァイスなくても進化もゲート開くのもできるようになったからいらないっちゃいらないんですが消さなくてもよくない??
3についてはパンフを呼んだあとにそういうのもいいかと思えるようになりました。
最終回で未来が描かれており、根強いファンがいるからこそ、それが足かせになっている というのはわかります。だから固定概念にとらわれずデジヴァイスを消しちゃおうと。
むしろ形にこだわる=対話する前のルイとウッコモンやんという気持ちになりました。
そのような気持ちの変化があったので5.5→7.6点になりました。
この時点では上記2のラスエボとの矛盾については納得いくものがなく、ちょっとモヤっていました。
よく考えた後、自分なりに納得できる考察ができました。
- ウッコモンが作ったパートナーシップの仕組みを維持するにはラスエボで言われたエネルギーが必要
- ウッコモンが倒されたことで作られたパートナーシップの仕組みは消滅し、パートナーシップを維持するためのエネルギーは不要になった。友情や絆があればデジモンと人間のパートナー関係は維持される
完全な妄想ですが、こう考えると納得がいきます。
ラスエボも否定せず、ビギニングも否定せずに02の最終回につながるかなと思いました。
この考察をしたことで7.6→9点になりました。
最後に
本編のオタクで過激派なオタクは見ない方がいいかな…とは思います。
(デジモンとのパートナー関係をウッコモンが作った、デジヴァイスが消えたが消化しきれないと思うので)
過激派じゃない本編のオタクは見てもいいんじゃないかなと思います。
私は週替わり特典をもらうためにあと2回は行きます。